顔が切れる問題(cover・containの違い)
複数の写真を1枚のコラージュにまとめると、写真ごとの縦横比とマス目の縦横比が一致しないことがほとんどです。このとき「マスいっぱいに写真を拡大して隙間なく埋める」か「写真全体を切らずに収める」かを選ぶことになりますが、前者を選んだ場合に、集合写真の端にいた人の顔だけが切れてしまう、という悩みがよく起こります。この記事では、この問題がなぜ起きるのか、どう対処すればいいのかを具体的に説明します。
「ぴったり」と「ぜんぶ見せる」は何が違うのか
「かんたんコラージュ」の「おさまり」には、「ぴったり」と「ぜんぶ見せる」という2つの選択肢があります。
- ぴったり(cover):マス目を隙間なく写真で埋めます。写真の縦横比がマス目と違う場合、はみ出した部分は自動的に切り取られます。見た目はすっきりしますが、切り取られた部分に重要な被写体があると見切れてしまいます。
- ぜんぶ見せる(contain):写真の全体が必ず収まるように縮小して配置します。切れる心配はありませんが、マス目と写真の縦横比が違う分だけ、上下または左右に余白(背景)ができます。
どちらが正解ということではなく、写真の内容とマス目の形の組み合わせによって向き不向きが変わります。
顔が切れやすいのはどんなときか
特に注意が必要なのは、次のような写真です。
- 横長の集合写真を、正方形に近いマスに「ぴったり」で入れる場合。左右の端に立っている人が切れやすくなります。
- 被写体が写真の中央からずれている構図。「ぴったり」は写真の中心を基準に拡大されるため、中心から離れた位置にある顔ほど切れる範囲に入りやすくなります。
- 3人以上並んだ写真を、細長いマスに入れる場合。縦長・横長どちらのマスでも、並びの端にいる人が犠牲になりがちです。
写真ごとに個別に「ぴったり」「ぜんぶ見せる」を切り替える
「おさまり」の設定は、コラージュ全体にまとめて適用されますが、特定の1枚だけ挙動を変えたい場合は、プレビュー上でその写真をすばやく2回タップしてください。タップした写真だけ、「ぴったり」と「ぜんぶ見せる」が個別に切り替わります。全体は「ぴったり」ですっきり見せつつ、集合写真の1枚だけ「ぜんぶ見せる」に切り替えて全員の顔を収める、といった使い方ができます。どの写真がどちらの設定になっているかは、下部のサムネイル一覧に付くマークで確認できます。
「ぜんぶ見せる」を選んだときの余白の見せ方
「ぜんぶ見せる」を選ぶと写真の周りに余白ができますが、この余白の見た目も選べます。フレームの色に合わせた無地にする、写真の色から自動で背景色を決める、写真自体を拡大してぼかしたものを敷く、という3パターンがあり、無地はすっきりした印象に、ぼかしはより一体感のある仕上がりになります。集合写真の周りだけ雰囲気を変えたくない場合は、ぼかし背景を選ぶと他の写真との差が目立ちにくくなります。
縦写真と横写真が混ざっているときの注意
スマートフォンで撮った写真は、縦持ちで撮った縦長の写真と、横持ちで撮った横長の写真が同じイベントの中に混在しがちです。「ぴったり」で埋める設定のまま縦横が混ざった写真を同じマスの並びに入れると、縦写真は左右が大きく切れ、横写真は上下が大きく切れる、というようにマスごとに切れ方の癖が変わります。人物が写っている写真だけでも先にチェックし、必要な写真だけ個別に「ぜんぶ見せる」へ切り替えておくと、混在していても安心です。
迷ったときの判断フロー
どちらを選ぶか毎回悩む場合は、次の順番で考えると決めやすくなります。
- その写真に人物は写っているか? → 写っていなければ「ぴったり」で問題ないことがほとんどです。
- 人物が写真の中心付近に収まっているか? → 中心付近なら「ぴったり」でも切れにくいです。
- 人物が写真の端や複数人で横に並んでいるか? → この場合は「ぜんぶ見せる」に切り替えることを検討してください。
全体の設定を都度切り替えるのではなく、基本は「ぴったり」に統一し、上記に当てはまる写真だけを個別に「ぜんぶ見せる」に切り替える、という運用がもっとも手間が少なくなります。
迷う写真が多い場合は、いったん両方の設定で見比べてから最終的にどちらかへ決める、というやり方でも構いません。個別の切り替えはワンタップで元に戻せるので、失敗を気にせず試してみてください。
まとめ
顔が切れる問題の多くは、「ぴったり」で写真全体を強制的に埋めようとすることが原因です。全体は「ぴったり」で統一しつつ、人が写っている写真だけ個別に「ぜんぶ見せる」へ切り替える、という組み合わせを覚えておくと、集合写真を含むコラージュでも安心して作れます。